天体のメソッド8話「彼女の信じること」感想
8話「彼女の信じること」
脚本:久弥直樹
絵コンテ:迫井政行
演出:川畑喬
作画監督:山崎愛、向川原憲
流星群を一緒に見たかったという汐音の伝言をノエルから聞いた乃々香。
汐音が7年前からずっと待ってくれていることを知り、乃々香はみんなに北美祭に参加して欲しいと頼みます。
下校時間になると、こはるは汐音を相談があるといって引き留めます。
一方、乃々香と柚季は、北美祭への出展の申請をしに行きます。
柚季から、北美祭の参加メンバーに加えられていることを聞かされた汐音。
汐音は、強引な柚季に負け、乃々香たちと買出しに行くことになります。
汐音は、北美祭への出展を言い出したのが乃々香であること、今からプラネタリウムを作ろうとしていることを知ります。
買出しを終えた一同。
汐音は次の日からの準備に参加することを決めたようです。
バス停では、ノエルが乃々香たちの帰りを待ってました。
ノエルは、こはると柚季、湊太から北美祭のチケットをもらいます。
乃々香はノエルにチケットを渡しそびれてしまいます。
ノエルは、乃々香に北美祭には行けないと悲しそうに言います。
その理由は、自分は円盤だから、円盤が遠くにあると大変なことになるというものです。
ノエルから汐音と流星群を見られたかどうかを聞かれた乃々香。
これに対し、乃々香はきっと一緒に見られると思うと答えます。
プラネタリウムの試作機が出来上がったので、早速試運転をすることになります。
ところが、柚季の無茶によって、試作機は煙を上げ、こはるの早とちりで4人は水浸しになります。
5人はとりあえず休憩することに。
昔話に花を咲かせますが、円盤の話題が出ると、汐音は部屋を出ていってしまいます。
休日、ののかは学校へ、汐音は霧弥湖町へ出かけます。
乃々香は、バスの中で、霧弥湖町から引っ越した日のノエルとの会話を思い出します。
お別れを言いたくない乃々香は、ノエルに、汐音への伝言を頼みます。
その内容は、会えなくなっちゃうけど、すぐに戻ってくるから、そのときは一緒に流星群を見ようねというものでした。
汐音が天文台のそばを通りがかったとき、ノエルの鼻歌が聞こえてきます。
汐音も7年前のノエルとの会話を思い出します。
汐音は、乃々香が霧弥湖町から引っ越した後、ノエルから乃々香の伝言を聞いていたのでした。
汐音はノエルに北美祭のチケットを渡します。
ノエルは、自分は円盤だから、円盤が遠くにあると大変なことになるので、北美祭には行けないと言います。
ノエルは、汐音が乃々香と一緒に流星群を見るつもりがないと思い、その訳を尋ねます。
汐音は乃々香が嘘つきだからと答えます。
これに対し、ノエルは、「乃々香は嘘つきじゃないよ。ノエルはずっと信じてたもん」と返します。
汐音「私だってずっと乃々香を信じてた」
ノエル「だったら…汐音」
汐音「怖いよ。信じて裏切られるのは怖いよ」
ノエル「乃々香は約束通り来てくれた。だから怖くなんてないよ」
汐音「わかってる。悪いのは乃々香を信じきれない私のせい。変わってしまった私のせい」
ノエル「ううん、そんなことないよ。汐音も乃々香もみんな全然変わってないよ。乃々香が約束を守ったんだから、今度はノエルが願いを叶える番」
汐音「ノエル…」
ノエル「汐音、乃々香と一緒に流星群見よ。今年はよく見えるよ」
夜、汐音は学校へと向かいます。
そこには、一人で北美祭の準備をする乃々香がいました。
汐音は、乃々香に、今さら何をしに戻ってきたのかを再び尋ねます。
乃々香は、ノエルと会うまでこの街のことは忘れていたことを話します。
乃々香「でも、汐音と一緒に流星群を見たい。この気持ちはずっとここに残ってた。あの頃のまんま。そしてこれも。汐音は私の大切な大切な友達」
汐音「ごめんね、乃々香。最低なのは私の方。大切な友達のことを信じきれなくて。ちゃんと約束通り戻ってきてくれたのに。ノエルのことも。今年は流星群を一緒に見たい。もう一度ののかと友達になりたいの」
乃々香「そこは違うよ」
汐音「戸川汐音っていいます。私と友達になって下さい」
乃々香「うん」
家に帰り、ノエルにもらった円盤抱き枕を抱える汐音。
「今年はよく見えるよ」、「ノエルは円盤だから」というノエルの言葉を思い返し、何かに気づいたようです。
次の日、汐音は教室にやってきて乃々香に言います。
「あなたは私の知っている乃々香だった。でも、もう一緒にいられない」
8話が終わりました。
ノエルが汐音を諭すシーン、乃々香と汐音の仲直りするシーンは思わず泣いてしまいました。
しかし、乃々香と汐音が以前のように仲良くなるのかと思ったのも束の間…
汐音は、ノエルが願いをかなえるといなくなってしまうことを察し、乃々香たちからは離れるという選択をしたということでしょうか。
余談ですが、北美祭のチケットをよく見ると…
北美祭~伝えたいメロディ~という文化祭のテーマが書かれています。
OPの歌詞がこんなところにも使われていました。
さて、次はいよいよ北美祭です。
早くみんなで仲良くしている姿がみたいですね!